カリヨン子どもセンター
「皆様からの支援により、男子専用シェルターを開設することができました」
NPO法人としての活動を経て、2008年4月より社会福祉法人として運営しているカリヨン子どもセンター。日本初となった子どものためのシェルター「カリヨン子どもの家」をはじめ、男子自立援助ホーム「カリヨンとびらの家」、2006年3月に女子自立援助ホーム「カリヨン夕やけ荘」を開設してきました。
法人として、男子専用シェルターを設けたいと切に願っていたものの、財政状況的に新しい施設を立ち上げ、運営していくことに不安があり、開設には踏み切れないでいたそうです。
「高齢児の、しかも男の子への虐待とはなかなか想像しにくいものかもしれませんが、幼い頃から継続的に行われてきた虐待によって、親に逆らえない人間関係がつくられてしまっていること、または精神障害や暴力団の関わりのある親からの育児放棄や搾取に苦しんでいる子どもたちがいます。彼らの辛かった人生を一緒に受け止め、休ませ、ひとりの人間として、社会人として生きていくとはどういうことなのかを伝えていくことが男子シェルターの大きな役割です。男子シェルターで保護され、自身のこれまでの人生を振り返り、これからの展望を切り開いた子どもたちは、自立援助ホームや住み込み就労先などへ巣立っていきます」(カリヨン子どもセンター・事務局 坪井花梨さん)
そして2009年3月、ついに男子シェルター「カリヨン子どもの家ボーイズ」が開設されたのですが、これに大きく寄与したのが2008年のFITチャリティ・ランだったのです
「FITチャリティ・ラン2008様、支援者の皆様からのご支援をいただき、カリヨン子どもの家ボーイズをオープンされることができ、男女別々の落ち着いた生活を送ることができています。既に4名の子どもがシェルターでの生活を経て巣立ち、今後も2名の子どもの入居が予定されています」(同・坪井さん)
寄付金はこのシェルターの初期設備購入資金(家具、備品、生活用品など)、入居する子どもたちの生活費(食費、衣類、医療費、交通費など)、人件費の一部(職員1名、有償ボランティアの謝金など)として活用されました。
「FITチャリティ・ラン2008の支援先としてお取り上げいただいてから、交流会やイベント当日までのさまざまな準備、そして終了後のフォローまでを通じ、本当にたくさんの方たちが、ボランティアとしてこちらのイベントに参加されておられること、企業の社員の皆様とそのご家族の方たちが、楽しくそして大切に盛り上げていらっしゃる企画であるということを知り、たいへん感銘を受けました。そうした場において、あたたかなお気持ちの皆様に、カリヨンでかかわる子どもたちのニーズを是非知っていただきたい、と強く思いました。
またランには子どもたちも参加させていただき、日常生活では味わえないような達成感や一体感を経験させていただきました。施設での生活のすてきな思い出になりました。その子どもたちは、現在はそれぞれに社会人としての生活へ歩みだしています。
FITチャリティ・ランという、すばらしい企画が、これからもたくさんの人たちの手によって続いていき、支援を必要としている人たちのイベントやそこに参加している皆様のあたたかな心と援助が届いていくことを心から願っています」(同・坪井さん)


