日本移植支援協会

「法改正に向けた署名活動を展開。そして全国的なイベント開催にもつながりました」

臓器移植というと、2009年7月に法改正のニュースが記憶に新しいですね。同法が施行されたのは1997年のことですが、日本では子どもの臓器移植が認められていませんでした。そのため重い心臓病を患った子どもは海外に活路を見出すしかなかったのです。

日本移植支援協会は、有村勇貴君(故人)を救おうと設立された「勇貴くんを救う会」を前身としています。善意の募金を得て渡米しながらも、残念ながら勇貴君は3歳で亡くなりました。しかしその死を無駄にしないよう、団体名を「移植支援ゆうきの会」と改め、臓器移植を必要としている患者、またその家族に対する様々な支援を行ってきました。そして全国でここに設立されていた同様の支援団体と共に活動するに至ったということです。特定非営利活動法人としての設立申請は2000年。勇貴君の死から約10ヵ月後でした。

NPO Japan Transplant Support Association IMG_1579

現在、同協会の活動は、国内の臓器移植が通常医療となり、多くの子どもが助けられるようになるための啓発活動ということになります。現状は渡航移植の支援が主となっており、改正法が施行される2010年7月以降はいよいよ国内移植推進のサポートを開始することになります。

「おかげさまで法改正になり、脳死は死、そして15歳未満も家族の同意で行われるようになりました。大きな進歩です、しかしながら施行は改正1年後からで、ドネーション(寄付)がなければ移植は進みません。これからが本当の意味で命の教育や、日本の移植推進支援と言える働きが必要です。法改正にホッとしていますが、支援はまだまだこれからがスタートと言う気持ちです。改正法施行後の活動内容としては、コーデネーター教育支援や指定病院のサポートハウス支援、またドナーファミリーの支援も考えております」(日本移植支援協会 高橋 和子さん)

また2009年10月25日には「全国臓器移植を考える集い~あなたの愛で助かる命があります~」を、はまぎんホール ヴィアマーレ(横浜市)にて開催します。これにFITチャリティ・ラン2008の寄付金が貢献しているということです。

「支援団体に応募したのは、法律改正活動に100万人の署名運動を展開したかったこと、そして思い切り大規模なイベントを開催したかったためです。何としても1日も早く、子どもを救えるよう、日本の移植医療を変えたかったのです。

寄付金を賜り、この日は念願のイベントを開催できることとなりました。(具体的には)署名用紙印刷代、ポスター制作費、全国大会イベント開催費、記念の小冊子制作費などに活用させていただきました。深く感謝申し上げます。イベントには多くの一般市民に来ていただき、もっと移植に理解を得られるよう、国民意識の変化につなげたいです」(同・高橋さん)

また最後に、FITチャリティ・ランの魅力を語っていただきました。

「皆で健康的に楽しめること。いろいろなコースがあって参加しやすいこと。そして不況にも関わらず、善意の心の参加があること。そして皆で皆を救えるよう、貢献できることです」

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