2008年 支援団体
2008年11月24日に開催されたチャリティ・イベント「FITチャリティ・ラン2008」の募金額(寄付金・収益金の合計)は58,605,603円となりました。これを受けて、均等の額の寄付金が、2008年の支援先団体に選ばれた10の非営利団体に贈呈されました。また、2009年2月26日、トムソン・ロイター・ジャパンにおいて寄付金贈呈式が開催され、協賛企業の代表者や実行委員らが多数出席する中、支援先団体の代表者から寄付金の使途についてプレゼンテーションが行われました。各団体によるFIT寄付金の使途については、以下をご覧ください。
ビッグイシュー基金
雑誌「ビッグイシュー」の販売員による収入確保、就労支援や生活サポートを通じて、ホームレスの人々の「脱・路上」と自立を支援しています。
- 「路上脱出ガイド(東京編)」の作成と配布
- 「脱路上プログラム」の一環として、低家賃住宅の開拓、金銭管理および生活自立支援
- 2009年9月ミラノで開催された「ホームレスサッカーワールドカップ」に係る参加費用と広報活動
カリヨンこどもセンター
虐待を受ける、または犯罪に巻き込まれるなどの問題を抱え、安全に暮らせる場を失った子どもたちを保護するシェルター、働く若者のための自立援助ホームを運営しています。
- 男子専用シェルターの開設および運営資金として、初期設備購入資金(家電製品、家具、食器、小物など)
- 同、子どもたちの生活費(食費・衣類・医療費・交通費等)
- 同、人件費の一部
女性の安全と健康のための支援教育センター
暴力や性被害にあった女性や子どもたちの支援を行う専門家の教育や訓練を行い、権利回復を支援します。
- 公開講座・シンポジウムの開催
- 的確な情報提供と教育のためのテキスト・視聴覚教材の制作
- 性暴力被害者支援看護職(SANE)養成事業の普及と拡大のための活動費
- 研修講座の奨学金
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
視覚障がいのある人による日常生活のさまざまな環境を織り込んだ暗闇の空間を体験するワークショップ形式の展覧会を運営しています。
- DIALOG IN THE DARK TOKYOの開催資金
- 新規カタログ作成プロジェクト
- 予約システム開発
- 企業研修フォーマット開発
- アテンド(視覚障がい者)研修資金
日本移植支援協会
臓器移植のための医療費助成、ファンドレイジングの支援、サポートスタッフの育成、電話相談、教育啓発などの活動を行っています。
- 臓器移植のためのドナーカードの配布
- 移植法改正に向けた国に対する陳情請願
- 海外渡航移植者のサポート
- 海外からの移植医を招聘した講演会
- チャリティーコンサートの開催
全国老人給食協力会
市民参加による高齢者への食事サービスの提供とネットワークとリソースの共有活動を行っています。
- 福祉系NPOとの交流や連携
- 各地の団体の交流と学習機会の提供(全国セミナー・地方大会の開催、機関誌など啓発資材の作成)
全国犯罪被害者の会
犯罪被害者の権利確立、被害回復制度の確立および法律相談や法廷への付き添いなど、被害者支援と啓発活動を行っています。
- 新たな犯罪被害者保護施策の提案のため、各国の凶悪犯の公訴時効の廃止、犯罪被害少年等基本法の制定、犯罪被害者の実態についての調査・研究活動
児童養護施設 筑波愛児園
さまざまな理由で家族と暮らせない2~18歳までの子どもたち40名の養育を行っています。施設老朽化により建替の必要があります。
- 園舎移転建築時の園庭整備費用
生きるちから「ビバーチェ」
小中学校や医学部などでの「いのちの授業」を実施し、自殺予防や生命への尊厳を教育しています。
- 日本初の小児ホスピスの設立・運営を目指し、ホスピス用に寄付された施設の補修・管理
- 小児ホスピス普及啓発のためのパンフレットやホームページ作成などの広報費用
- 小児ホスピス運営スタッフのための教育・研修
- ヘレンダグラスハウス講演会開催
女性ネット Saya-Saya
ドメスティック・バイオレンス被害女性や子どもの支援、シェルターの運営、電話相談や就労支援などの活動を行っています。
- ケアプログラムの開発・実施および全国展開をめざしたインストラクター養成講座の実施、ステップハウスの環境整備、子どもセラピーの実施および備品の充実などのDV被害女性とその子どものケアプログラム関連活動