2015年 支援団体
FITは、地域に密着した意義ある活動を行いながらも、認知度などの問題により、十分な活動資金を確保することができない団体を支援します。支援先団体は、関東において、FITの理念に沿った地域活動を行っている非営利団体の中から選出され、寄付金は各支援先団体に均等額で贈呈されます。また、FITが常設組織ではないことに鑑みて、支援先団体は年度ごとに見直すことにより、さまざまな活動を行っている団体を支援対象とすることが可能となり、FITが基盤とする地域社会における幅広い活動を支援しております。
FITでは、集められた寄付金および協賛金等の約90%を、支援先団体へ寄付しています。これは、FITチャリティ・ラン実行委員会が有志による無償の奉仕活動によって運営されていることや、イベントの運営ならびに実施に必要となる資金および物資の多くが企業からの寄付によって賄われているからです。
FITチャリティ・ラン2015実行委員会は、本年度支援する8団体を決定いたしました。推薦された各団体は、実行委員会により精査され、実行委員会が定める基準に該当するスポンサー・サポーター企業の投票により決定しております。
公益社団法人 ア・ドリーム・ア・デイ IN TOKYO
ア・ドリーム・ア・デイ IN TOKYOは難病の子供とその家族に東京旅行を無償で提供しています。救命救急士の同行が必要な病児とその家族へのサポートを重視しています。FITからの支援は、これまでサポート実績がなかった関東地域からの受け入れに活用します。
特定非営利活動法人BONDプロジェクト
BONDプロジェクトは、いじめや虐待、性被害、自殺願望など様々な困難を抱えた若年女性を対象に、メールや電話、面談、街頭での声かけを行い、他の支援機関へ繋ぐなどの支援をしています。FITの寄付金で女の子たちのための「移動カフェ型相談窓口」を開きます。
NPO法人 発達わんぱく会
NPO法人 発達わんぱく会は、発達障害の幼児の早期発見・早期療育を通して、その子らしい成長ができる地域づくりに取り組んでいます。FIT寄付金は子育て支援施設「おやこっこルーム」の新規開設に充てる予定です。
特定非営利活動法人 聴覚障害教育支援大塚クラブ
大塚クラブは、専門家と連携しつつ、聴覚障害のある子供たちの学校外活動や家庭支援を中心に生活環境を改善し、社会性や自立心を養うことに取り組んでいます。FITの寄付金は子供たちの居場所作り、サマーキャンプ実施等に使用する予定です。
特定非営利活動法人ReBit
ReBitはLGBTの子供もありのままでオトナになれる社会を目指し、学校等での啓発や就活支援等を行ういます。FIT寄付金で主に教師向けのLGBT 教育ツールキットを開発し、学校をLGBTの子供にとっても過ごしやすい場所にします。
NPO法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾
在日外国人教育生活相談センター・信愛塾は日本に暮らす外国人に学習支援と教育生活人権に関する相談を行っています。FITの支援は、教室・相談スペースの拡充、母語能力のある常駐スタッフの配置、スキルアップのための研修等に活用し、今後益々増えてくる外国人の相談に対応します。
特定非営利活動法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ
しんぐるまざあず・ふぉーらむは、ひとり親(主にシングルマザー)が子供と共に世の中を生きて行くことへの支援を行っています。FITの支援は、シングルマザーに対する相談、就労支援、情報提供、同行支援といったパーソナルサポートのほか、食料支援、子どもたちの学習支援、中学・高校進学支援金(制服代等)に活用します。
特定非営利活動法人 スマイリングホスピタルジャパン
スマイリングホスピタルジャパンは入院中の子供のQOL(生活の質)向上を目的に、プロの芸術家が病棟病床で定期的に参加型活動を行っています。2012年5月に活動を開始し、現在は全国14病院と4施設で活動中です。FITの寄付金により、従来の活動の範囲を広げ、在宅を余儀なくされる児童への訪問を実施します。